住まいの色の力が省エネに繋がる

省エネな住まいといえば、窓を高断熱素材に取り替えたり、太陽光発電システムを取り付けて自宅で電気を作って生活すること、などがまず最初に思い浮かびます。しかし、それ以外にも住まいのインテリアカラーを季節によって変えるだけでも、省エネ効果があります。というのも、色を見たときに人間が感じる体感温度をコントロールできるからです。例えば、部屋全体をレッドやオレンジなどの暖色系に統一すると、ブルーなどの寒色系に統一した時とでは、感じる温度が3℃も違います。これを応用すれば、冬の寒い時季には暖色系のインテリアカラーで統一して、暑い夏の時季には寒色系で部屋を統一すれば、余計な冷暖房をかけなくても良くなります。
季節ごとに変えたいので、簡単に取り外しがきくカーテンなどを用意しておくと良いです。ちなみに、グリーン系は中性色なので、夏冬のどちらの時季に使ってもOKです。季節ごとに取り替えるのは面倒だという人は、グリーン系で部屋全体を統一しておくと年中寒暖の差を感じずに過ごしやすくなります。科学的に言うと、暖色系はアドレナリンを分泌して血圧・体温上昇・高揚などの効果を与えてくれます。逆に寒色系はノルアドレナリンを分泌しえ血圧・体温下降・鎮静効果を与えてくれます。
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